[読書メモ][Kindle]『リンボウ先生のオペラ講談』

日本では伝統的にハンサムというのは女っぽい男を指しておりました。女性的な男ほどいい男なんですね。

こういうなにか御落胤(らくいん)物というか、血統ものには必ずアザがあるというのが一つの約束ごとです(これ日本でもそうですね、チャンバラ劇なんか、たいてい「ここにアザがある」とか「ホクロがある」というのが目当てになりましょう。発想は東西を問わないんですね)。

「猫と女は呼んでも来ないが、呼ばないとやってくるというのは、ほんとうだったなあ」

カルメンが誘惑いたします。「ちょいとあんた、あたしといっしょに来ない?」と、こう言うんです。ホセは「冗談じゃない」と思いながらも、彼女の魅力に抗いがたいものが芽生えてくる。男の悲しさはここであります。

リンボウ先生のオペラ講談 (光文社新書)
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