[読書メモ]『安心社会から信頼社会へ』

p29
社会的ジレンマの問題に関しては、これまで世界で 1000 を超える実験研究が行われていましたが、その中で明らかにされたもっとも重要な点は、他の人たちが協力してくれるという期待がもてないときは、ほとんどの人が協力的な行動をとらないということです。

p56
レモンとは果物のレモンではなく、アメリカの俗語で、隠された故障のある中古車のことです。中古車市場では売り手と買い手の間に情報のギャップ(情報の非対称性)が存在しています。つまり、売り手には問題のある車だとわかっていても、買い手には故障の有無を簡単には見分けられません。

p58
まわりの誰も信頼できない社会では、自分の身と財産を守るために膨大な時間やエネルギーがかかり、それ以外の生産的な活動に投入できる時間やエネルギーが大幅に制限されてしまいます。また取引き相手の誰も信頼できない世界では信用取引がほとんど不可能になり、近代的な効率の良いビジネスは維持できなくなってしまうでしょう。

p152
サンク・コストというのは、ある目的のためにすでに費やしたコスト(費用や労力や時間など)のうち、将来の利益を左右しない部分のことを言います。

p185
自分の運命は自分で決めることができるし、そうするのが望ましいと思っている、つまり社会心理学で「内的な統制感」と呼ばれる傾向


> 記事のタイトルとURL をコピーする <

書籍